*講習内容
このコースでは、従来の「背中にタンクを背負うスタイル(バックマウント)」ではなく、**体の横にタンクを取り付けるスタイル(サイドマウント)**を安全に使う方法を学びます。
すでに認定を受けているダイバーが対象で、器材の扱い方や水中での動き方を丁寧に練習し、安心してサイドマウントを楽しめるようになることを目的としています。
・サイドマウントの歴史
・なぜサイドマウントダイビングなのか
・サイドマウントのメリットデメリット
・サイドマウントの器材
・サイドマウントのスキル及びタスク
学科内容(講習で扱うテーマ)
このコースでは、インストラクターが必要に応じて教材を使いながら、次のテーマをわかりやすく説明します。
1. ガスマッチング
- バディ同士でガスの量を比べ、異なるタンク容量でも安全に計画できる方法。
2. ガスマネジメント
- 複数のシリンダーを使うときに、ガスをどう管理するか。
3. 心理的な配慮
- ダイビング中の緊張や不安にどう向き合うか。
4. 器材について
- シリンダーの選び方
- レギュレーターの選び方
- BCDやハーネスの選び方
- 適切なウエイトの調整
- 器材の配置やセッティング方法
5. 水中コミュニケーション
- 水中で使うハンドシグナル
- ライトを使った合図の方法
6. トラブルへの対応
- バディにガスを分ける方法(ガスシェア)
- 大きなガス漏れが起きたときの対応
- 水中ライトが壊れたときの対応
- 視界がなくなったときの行動
- ロープや障害物に絡まったときの対応(エンタングルメント)
- 自分自身を助ける方法(セルフレスキュー)
7. 狭いスペースでの注意点
- 狭い場所を通過する時の危険性について。
8. 保全活動
- 環境を守りながらダイビングするための心がけ。
9. サイドマウントのエントリー方法
- ビーチやボート入水方法。
10. Sドリル(サイドマウント専用)
- サイドマウント器材に特化した安全確認の練習。
水中で練習するスキル
このコースでは、受講者が安全にサイドマウントダイビングを行うために、次のスキルを水中で練習します。
1.浮力コントロール
手足を動かさずに、その場で安定してホバリングできるようにします。
2.トリム(姿勢)の維持
水中で、体を正しい位置で保つウエイト調整をします。
3.中性浮力で水中で安定して同じ場所に止まっての器材スキル
浮力と姿勢を保ちながら次の練習をします:
– サイドマウントシリンダーの脱着
– マスクをつけた状態/外した状態でのガススイッチ
4.フィンワーク練習
フロッグキック、モディファイドフロッグキック、モディファイドフラッターキック、バックキック、ヘリコプターターンの練習をします。
5.ガスマネジメント
2本のシリンダーを使うときに、ガスを管理してバランスをとる方法を練習します。
6.環境への配慮とアウェアネス
周囲の環境を守りながら、バディや状況に気を配る練習をします。
また、後ろを振り返って地形を覚える「後方参照テクニック」も行います。
7.SMB(フロートの使用)打ち上げ
水中からフロートを安全に上げる練習をします。
*この講習をする目的
このコースを受けると中性浮力やトリムバランスの感覚がしっかりと身につきます
今後の繊細で高度なダイビングである、沈船内部侵入や洞窟でのダイビングの礎となります
このコースの修了条件
このコースを修了するためには、次の3つのポイントを満たす必要があります。
・ランドドリルと必須ダイビングの達成
陸上での練習(ランドドリル)と水中での必須ダイビングを、安全に、そして効果的に行えること。
・潜水計画と実行での判断力
ダイビングの計画を立てて実行するときに、慎重で正しい判断ができることを示すこと。
・環境への配慮
海や自然に対して、常に適切な気配りと敬意を持ち続けられること。
*今後の活動
このコースを終えた方は、次のステップとして以下のコースをサイドマウントで行うことができます: