テクニカルダイビング講習及びサポートについて
テクニカルダイビングとはレジャーダイビングです。
活動の範囲(深度、時間)をリクリエーションダイビングルールの限界を超え、
複数のシリンダーで違った呼吸用ガスを持ち、減圧を行い浮上しながら、酸素濃度の高い呼吸用ガスに交換して加速減圧を行います。
レジャーでは減圧不要の範囲でダイビングをするので、減圧は必要ないという認識でのダイビングですが、テクニカルダイビングは減圧ありきでのスタイルです。
加圧された環境へダイビングをし、減圧をして地上に戻る。リクリエーションでは制限されているその先へのダイビングを安全に楽しむことのできるテクニカルレジャーダイビングです。
その知識を持ち、自分の把握、周りの把握、その先にある想定を考え、不測の事態でも水中で対応できるようにトレーニングや準備をすることで、通常のリクリエーションダイビングの持つルールを自分で理解でき、その意識でダイビングを行うと、とてもダイビングが安全になります。今までより高いスキルアップを目指される方お待ちしております。
当店では下記指導団体のトレーニングが開催できます。各指導団体の考えを柔軟に取り入れ、目的や目標に沿ったサポートを心がけております。
また、講習は基礎に沿って行います。通常のファンダイビングでその状況に応じた装備やコンフィグが可能になります。基礎を考えず、崩した装備、コンフィグでのダイビングは不測の状態への考えに対するひらめきが欠如してしまうと考えております。基礎を身につけることがダイビングスキル向上を導くはずです。
PADI TECREC
PADI TecRecコースは2000年にデビューしました。
- TecRecコースは、最初のテック・ダイバー資格から異なるミックス・ガスを使用するスポーツダイビングの幅広い資格まで、効果的でシームレスなコースの流れで指導されるよう統合されています。
- 各レベルでは、ダイビングの限界を適切に広げるために、新しい器材、計画及び手順が紹介されます。
- 基本のTecRecコースは連続した3つの基本コースがあり、テック40、テック45、テック50に分類されています。継続的に全てのコースを完了することができますし、各コースを時間を空けて1コースづつ完了することもできます。これにより、効果的、統合的、もしくは柔軟に学習することができます。
- よりチャレンジしたいダイバーのために、当店では、テック・トライミックス65、テック・トライミックス、ガス・ブレンダー・コースもあります。
TDI International Training
TDIは、世界最大のテクニカルダイビング教育機関です。TDIは、ミックスガスダイビングやリブリーザーのトレーニングを最初に提供した機関の1つであり、以前は一般の人々が利用できなかった新しいダイビング技術やプログラムの革新者と見なされています。TDIでのトレーニングは、大きく3つのコースカテゴリーからあり
・ベーシック
テクニカルダイビングを行う際に必要な基礎スキルや専用器材の使い方などをトレーニングをします。
・ディープダイビング
レクリエーションダイビングの限界深度は40mです。テクニカルダイビングのディープダイビングコースでは、40m以深へ深度100mまでの段階に分かれてトレーニングをします。
・オーバーヘッド環境
レクリエーションダイビングでは洞窟や地下没船への進入は禁止されています。テクニカルダイビングのオーバーヘッド環境コースでは、ケーブダイビングやレックペネトレーションダイビングについてトレーニングをします。
ベージックから始まり1つ1つダイビング環境のトレーニングを行うことができます。テクニカルダイビングの最新の情報と技術を盛り込んだ最新の教材に支えられた、最高品質のトレーニング内容となっていてスキルの追求には最適なコースです。
RAZOR GO SIDE MOUNT
RAZOR(レイザー) は世界のケーブダイビングダイバープロフェッショナルが設計しサイドマウント専用に何年にもわたり何百回ものダイビングを行い器材の検証が行われて開発されました。サイドマウントにおいて、現在世界で最も完成度が高いのが「RAZORサイドマウントシステム」であり、当店はサイドマウントスキルの最高峰であるRAZORオフィシャルインストラクター(日本でまだ4名しかいません)に認定されております。スキルの半分は正しい器材でその構成の意味を熟知するとこがとても重要で残りの半分はトレーニングです。より高いスキルアップを目指されるサイドマウントでのテクニカルダイビングスキルアップをお手伝いいたします。
テクニカルダイバー様のお手伝い
現時点でテクニカルダイビングの資格をお持ちの方で、講習から時間が経っていてスキル自信が無いとか、もっと今取得しているスキルを練習したい、海外でテクニカルダイビングを検討中でそのスキルを日本でもっと練習したいなど思っているダイバー様の方はご相談下さい。
テクニカルダイビングのスキルは、時間が経てば忘れたり低下していきます。すでに講習は受けているので自主トレーニングのサポートをさせていただきます。自信を持って、ダイビングできるのようになるのはとても時間がかかります。いきなり本番なテクニカルダイビングはとても少なく、今目標としているダイビングのコンフィグやスキルを気軽にテクニカルダイビングの練習ができる環境を提供できるのが当店です。他店でライセンス取得された方もご遠慮なくお問い合わせください。
戦艦陸奥プロジェクト
2016年の熊本地震で士官会議室上部の甲板が崩れ落ちたことをきっかけに、崩れていく姿を記録に残そうと集まった有志でこのプロジェクトを進めています。水深40mという深い海では通常のダイビングでの観察は難しく、テクニカルダイビングのスキルが必要になります。安全にこのプロジェクトが進んでいくよう常にダイビングスキルに磨きをかけて臨んでいます。プロジェクト参加メンバーを募集しています。